自分の力で生きたい!

ダメダメなクズネッツのつぶやき

自分の力で生きる=自営業ではない

 

ものすごく当たり前のことですが、自分の力で生きるってのは独立・自営業になるってわけじゃないですよ。

少なくとも私が「自分の力で生きたい」と言っているのはそういう意味ではありません。

 

たまたま個人で独立して事業とかをしていると、何もかも自分の力でやっているように見えるので、フリー・自営=自分の力で生きていると勘違いしがちです。

 

けれども、実際は「会社」という組織には属してはいないものの、結局は〇〇会などというコミュニティに属していたり、なんだかんだのコネクションで仕事をもらってきたりと他人に助けられているものです。

そこに触れずに自営=独力で生活しているという考えには個人的にかなり疑問を覚えます。

 

もちろんそれらの環境を組織から与えられたり強要されたりするのではなく、自分の力で切り開いたのだと誇りを持つことは良いことだと思います。

しかし、自営になったからといってそういう人間になったというわけではありませんからね。

実力がある人であれば独立・起業してやっていくだろうという論もまたおかしいと思います。

 

だから別に会社に属していることと、自分の力で生きたいと思うことは別に矛盾しないし、自分の力で生きたいと言いつつも、希望通りの会社で働く機会があれば就職しようとするのも決しておかしくないと思います。

 

会社勤めでも自分の力で生きたいと思っている人は多いでしょう。

それは、仕事が嫌だとか組織が嫌だとかそういうことだけではなく、もっと自分が理想とするスタイルで仕事をしたいとか、職場の雰囲気を自分の力で良くしたいとか、与えられた環境で命じられるがままに効率の悪い仕事を繰り返すのが嫌だという人だっているわけですよ。

 

葛藤しつつも耐えて働いている人や、実力を蓄えて将来何かを変えてやろうと野心を抱いている人だって多くはないにしてもいるでしょう。

そういう人もいるのに「会社の奴隷」とかって煽るのはちょっと違いますよね。

だって会社の中で大きなうねりに飲まれずに、理想の方向へ変えていけるような人がいたら、その人めちゃめちゃ格好良いですもん。

 

・・・そんな取り止めのないことを考えていると浮かんでくるのは、私の思う「自分の力で生きたい」ってのは結局「誰かに媚びなくてもやっていける実力がほしい」ってことなのだろうなということ。

協力するのは良いけど、指図されたくないし偉そうにされたくないという気持ちが強いのだと思います。

 

だから会社勤めじゃないとまともな社会人じゃないという意見を持つ人も、会社勤めなんて現代の奴隷で、自営・フリーで儲けるのが実力者だという意見を持つ人も、どちらの言葉もしっくりこないのです。

偉そうに「そっちは違うよ、こっちだよ」って言ってる奴を見ると腑に落ちない気持ちになるのでしょうね。

 

・・・うん、何の話をしているんだろう(笑)