芸能系トレンドアフィリエイトは絶対始めるな!
これからアフィリエイトを始める人は、芸能系のトレンドアフィリエイトだけは止めておいたほうがよいです。
私の言っていることが間違いだと思うのであれば1ヶ月やってみてください。
おそろしく疲れますから(笑)
芸能系のトレンドアフィリエイトはゴシップが好きだったり狡猾な人間じゃないと難しいですよ。
何故かというと、トレンドアフィリエイトは基本的には流行の出来事を記事にして大量アクセスを稼ぎ、アドセンスなどのクリック課金型広告で儲けるスタイルですが、アクセスを集めるために「ずらし」の技法を使ってトレンド+興味を惹くワードを付け加える必要があるからです。
「ずらし」とは?
例えば最近美人歌手のAさんがよくテレビに出演しているとします。
「歌手A 美人」「A ヒット曲」などの検索ワードを狙ってAさんについての記事を書く人は腐るほどいるので、他人とは違う検索ワードを狙って記事を書く、いわゆる「ずらし」を効果的に用いなくてはならないわけです。
一般的にはキーワードプランナーなどを使って競合の少ない検索ワードを探し出すのですが、それ自体が多くのトレンドアフィリエイターが使っている手段なので、もう一歩踏み出すわけです。
すると、検索エンジンで上位表示をしてユーザーの興味を惹くために「美人歌手Aは元ヤン」「歌手Aは○○学会員だった」などの下世話or扇情的なワードを添えることになります。
要は自分が金儲けをするために他者を貶めるような記事を書くわけですね。
しかし、事実無根の内容を書くとリスクもあるし、信用も失います。
そこで、「美人歌手Aは元ヤン?彼氏は?○○学会員って本当!?」のようにクエスチョンマークをつけて逃げ道を作っておいて、中身は何の変哲もない記事を書くのです。
キーワードで釣っておいて中身はスカスカ、人を騙しておいて「私は誰も傷つけていませんよ」ってなもんです。
これならまだリスクを負って下世話な記事を書いてるゴシップ記者の方がマシなぐらいです。
トレンドワードを検索するとタイトルにやたらと「?」や「!?」が入っているのはそういったタイトルのみで人を釣っているからです。
もっとも、それはアフィリエイトの世界でも同じですし、私も多用しているので偉そうなことは言えませんが。
結局のところ、ゴシップネタに食いつく下世話な人を利用してスカスカの記事で金儲けをするのが芸能系トレンドアフィリエイトです。
下世話な記事を書いているくせに、どこか自分の記事に食いつく下世話な人を見下しているんですよね。
あぁ、釣れた釣れたってね。
センスのある人はそれを金儲けと割り切って行うことが出来るのかもしれません。
そしてその実績をマニュアル化してメルマガで売り込む戦略をとるのだろうと思います。
実際にそうしている人はいますからね。
トレンドアフィリエイトが難しいのには他の理由もあります。
トレンドアフィリエイトは情報の鮮度が最も重要です。
よって、ネタを掴むや否やすぐに記事を書くということを1日に数回繰り返さなければいけません。
更新を止めればすぐさまユーザーが引いてしまいます。
もし「1日30分で月収10万円」みたいなコピーを信じて、仕事の片手間に始めるのだとすれば絶対に無理です。
しかも検索サイトにインデックスされる早さが勝負になるので、「ずらし」のテクニックを使ったところで、いきなり始めてもうまくいかないことが多いのです。
それに、中身のないトレンドアフィリエイトのサイトは検索エンジンから評価され辛いので、長期的に成り立ちにくいと思います。
どうしても始めるのであれば、無理のないトレンド化が成功の道
逆に成功する可能性があるのは、既にSEOで相当有利なパワーのあるブログを半ばトレンドアフィリエイトブログ化するという逆転の使い方です。
これは私が書いていた記事数も300を超えるようなブログでたまたまニュースの感想を書いたときに上位表示されたので可能性があります。
既に特定のジャンルで記事を書けばすぐにグーグル検索で上位表示される力のあるブログであれば、トレンドの出来事について少し角度を変えて記事を書けば読者が集まるでしょう。
下世話なトレンドアフィリエイトでなければ良い
なんかトレンドアフィリエイト批判みたいになりましたが、私が気に入らないのはゴシップ系のウソ記事を書くトレンドアフィです。
生産性がまったくないですし、記事を書いている人の気持ちみたいなものを全く感じ取れないからです。
どうしてもトレンドアフィリエイトがやりたい!というのであればそれでよいと思いますが、どうせするのであれば芸能ゴシップではなく、興味のある分野のトレンドを追うようにする方が建設的だと思います。
科学ニュースなり、流行の料理なり、ニッチであれば情報をまとめるだけでも価値は出てくるはずです。
特に外国語が得意な人は外国のニュースを翻訳するなど、競合が少なくタメになりそうなスタイルを模索してみてはいかがかと。
ニュースサイトというのはある意味でトレンドアフィリエイトですからね。
もっとも、翻訳もきちんと引用ルールを守らなければいけませんが。
実はトレンドアフィから学ぶことは多い・・・
トレンドアフィリエイトやめときなよ!という内容の記事を書いているのにこんなことを言うのもなんですが、実はトレンドアフィリエイトもアフィリエイトの一種なので、学ぶところはたくさんあります。
冒頭で批判した「ずらし」にしても、思いつきそうで思いつかないキーワードを想起したり、その他大勢の視点から抜け出すと言う意味では非常に重要なテクニックです。
また、一年の行事などから季節・時期ごとのトレンドワードを見抜いて先回りして記事を書いておくといった「先行・備え」の視点も重要です。
このように、アフィリエイトの基礎として良いところはあるのです。
ただ、それをゴシップ記事の焼き増しで金を稼ぐために使うのはどうだろうかと思うのですよ。
おそらくトレンドアフィリエイトはこれからも熾烈さを増していくのでしょう。
しかし、今後はタイトルだけでユーザーを釣るウソ記事は駆逐されていくと思います。
ウソ記事を書いた人自身以外は誰も得をしないからです。
これから始めようと思っている人も、既に始めている人も、一時の儲けのためにウソ記事を作るのはやめにしませんか?